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神戸北野ホテル
マンゴーとオレンジの胡椒風味
コンフィチュール

食べた日 / 2007.1.18












コンフィチュールは、出会い
さとうるる




神戸シリーズ第二弾。
神戸北野ホテルといえば、日本初の都市型オーベルジュ・スタイルのホテルとして有名ですが、それ以上に有名なのが、フランスの3つ星レストラン「ラ・コート・ドール」のベルナール・ロワゾー直伝の「世界一の朝食」。 かねてから憧れのこのホテルに念願かなって訪れることができたのは、数年前の冬のことでした。

何種類ものしぼりたてのフレッシュジュース、たっぷりのカフェオレ。 かごにたっぷり盛り合わせられた焼きたてのバゲット、さくさくのクロワッサン、 しっとりとしたフィナンシェにフルーツケーキ。 目からウロコのクスクスのミルク煮、エッグノッカーに感動した半熟卵、洗練された味の自家製ハム、紅茶風味のプルーンのコンポート、栗の花のはちみつ、おそろしくフレッシュなヨーグルト・・・ やわらかな冬の陽射しがさんさんとふりそそぐホテルの中庭にあるダイニングでいただいた、その朝食はまるで夢のようで。

そのうち一番印象に残ったのが、数種類のコンフィチュール。
当時はまだ日本では知る人ぞ知る存在だった「コンフィチュール」、初めて食べたその味は、まるでフルーツそのもの!いや、フルーツそのもの以上にフルーツの魅力をぐっと引き出していることに驚き、忘れられないものとなりました。

そのなかでももっとも衝撃的!だったのが、「マンゴーとオレンジの胡椒風味」。 (どうも某ファッション誌にてユーミン様も絶賛なさっていたそうで、うしし、同じ味覚っ!とガッツポーズの私ですが*笑) まずは、いったいどんな味???と、いかにもサプライズ満載っぽいこの組み合わせに興味しんしん。 そして見た目!すっごくかわいい!マンゴーのきれいな色の中に、ピンクペッパーがちりばめられた宝石のようで、ビンを見てるだけでうっとりしちゃう・・・
そしてお味。マンゴーというとねっとり感が強い甘みが特徴ですが、オレンジのさわやかな酸味でくるむことによって、全く甘すぎず、フルーティーさだけが際立って、最後にマイルドな胡椒の風味がぴりっと鼻に抜けていく、という感じ。 もちろんバゲットや各種パンでいただくのもおいしいけれど、私はチーズや生ハムにすごーく合うと、ひそかに思ってまして。
ワイン飲みの方!ぜひぜひ試してみて!

今までは、神戸に行くかお取り寄せするかしかなかったのですが、先ごろ、北野ホテルの食のブティック「イグレックプリュス」が新丸ビルに東京初出店ということで、東日本在住の方々にもぐっと身近になった気がします。
ちなみに私は「ルビーグレープフルーツとライム」もお気に入り。ヨーグルトにちょこっとのっけていただくと、もーしあわせ♪
じぶんなりのいろんな「出会い」をさがしてみてくださいね。